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□ 沖縄空手とは


沖縄空手とは琉球王国の時代にもともと沖縄にあった武術「手(ティー)」と、中国へ武術修行に行った人や貿易で、沖縄へ訪れた中国人達より伝わった中国拳法が時代を経て融合同化されたものが唐手と呼ばれるようになり、現在の空手の元になったとされています。
これがおおよそ300年程前と言われていますが、正確な資料は残っていません。

余談ですが、この頃、中国から渡った武道を「とぅーでぃー(唐手)」沖縄に元からあった武道を「うちなーでぃー(沖縄手)」と呼び分けていた時代もあったそうです。

image明確に近代の空手の歴史を作り上げたのは首里手(ティー)の「松村宗棍(1809年〜1899年)」、泊手の「松茂良興作(1829年〜1898年)」、那覇手の「東恩納寛量(ひがあんなかんりょう1853年〜1915年)」などの先人よるところが大きいとされています。
だいたい100年〜120年前に現代の空手の流派の元となる流れが誕生したわけです。

1930年代およそ80年くらいまえに、那覇手は「剛柔流」、首里手は「小林流」と流派を名乗るようになりました。 戦後、泊手をふまえた首里手系の「松林流」「少林寺流」「少林流」などが新たに誕生しました。

現在、沖縄空手の三大流派の1つである「上地流」は技法的には那覇手に近いとされています。
上地流の歴史ははっきりしており、開祖の上地寛文先生が福建省で長年少林拳を修行し、1926年に和歌山で道場を開設し、その後 1940年に「上地流」となりました。
約 70年ほど前に誕生した流派です。
その他、沖縄には独自の歴史を持つ「本部流」「劉衛流」などもあり、現在では60もの流派があると言われております。

 

□ 昇空館の空手のルーツ【首里手】小林流(しょうりんりゅう)とは…


知花朝信(ちばなちょうしん)を開祖とする沖縄首里手の空手の流派です。
沖縄空手とは…でも書いたように、近代の沖縄空手の元となる流派には「首里手」「那覇手」「泊手」があり、その後、現在では多くの流派や会派が生まれました。

首里手の系譜を調べてみると、歴史上名前が残っているのは1800年代の佐久川寛賀(唐手佐久川(とぅーでぃーさくがわ)や北谷屋良氏などが最も古い流祖とされていますが、それよりも古い時代の資料は残っていないためよくわからないのが事実です。
唐手佐久川以降、松村宗棍(まつむらそうこん)氏より糸洲安恒(いとすあんこう)先生や安里安恒(やすざとあんこう)先生などを経て知花朝信先生へと受継がれました。
糸洲安恒先生に師事した知花先生は1918(大正7)年33歳の時、首里鳥堀(現在の文武館本部道場の近傍)に空手道場を開設し、指導を始めました。

この頃より首里手の正当を継承する空手として小林流と名乗るようになったそうです。
流派名の「小」は「少」あらず。その理由として「少」は中国拳法「少林拳」と誤解されかねず、少林拳の影響を受けながらも沖縄独自の空手として「小」と名乗ったとされています。

小林流の特徴は敏速かつ身軽に柔軟に攻撃・防御の技を繰り出すところにあるとされ、呼吸法はごく自然のままに行ない、移動なども自然体で直進的とされています。
開祖の知花先生によると、小林流の呼吸は平常の呼吸で行い、突きや蹴りはのびのびと自由自在に行うところにその特徴があります。

代表的な型には内歩進(ナイハンチ)初段〜三段、平安(ピンアン)初段〜五段、公相君(クーサンクー)大小、抜塞(パッサイ)大小、五十四歩(ゴジューシホ)などがあります。
首里手(小林流)は首里城近くの士族を中心に発達した武術で沖縄空手では最も歴史が古く、多くの名人・達人を輩出し、現在では世界で最も空手人口が多い流派だと言われています。

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□ ピンアンの形について


ピンアンの形平安(ビンアン)の「平」の字の上部は「二」と「八」とから成り、下は語気の状態を示す会意文字であり、「二」は、平らなさま、「ハ」は、さまたげられることなく伸びることを示し、読んで「ビョウ]、「ヘイ」、「たいら」、「ひらたい」であり、日本ではピンとは発言しません。
ピンとは、ピンホー(平和)のピンであり、中国の発音です。

「安」は、家の中に女子がいることを表す会意文字であり、おだやかで平和な状態を意味し、「アン」「やすい」と読みます。
ピンアンは平安なのです。

この形を反復練習することによって、必要なとき必要な技が反射的に発揮されるようになれば、日常生活においても、心身ともに平安無事であるところに「ピンアン」、つまり「平安」の名の由来があります。

[昇空館九段道場『坂田本部長のハ方蹴りニュース』より許可を得て文章等を一部転載]


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